感想



「見知らぬ乗客」感想らしきもの







ネタバレです
注意してお読みください↓



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(いいとこのお坊ちゃまなわけです)
(いい服着てるわけです)
(50sのスリーピースがなかなかにお似合いで大人の色香でした)



おおよそのあらすじの他は
WSさえ見逃しまるっきり、何の情報もなく見てまいりました


よく映画や演劇のレビューに
『隠された狂気』とか『心に巣食う闇』とか書かれていますが
主人公であるブルーノは
それが隠れてもいず、心に巣食っているならまだしも
あからさまに表に全部出てしまっている
かかわると大変危険な人物でありました

たまたま電車の中で隣あったガイに
退屈しのぎがてら負のターゲットを絞るところから話は転がり始めます
ガイにとっては、迷惑以外の何物でもない
『交換殺人』をいい出すブルーノと関りたくないので逃げるようにその場を去りますが
頼まれもしないのに彼の妻を絞殺し
それをネタに彼を執拗に脅迫しつづけるそのエネルギーたるや
ただ隣合っただけで何故そこまでブルーノがガイに執着するのか
終盤になるまでわかりませんでした


近親相姦も匂わせるような母との関係から自分の父を殺したくなる程憎む彼にとって
若くして建築家として名を馳せているガイは憧れであり
母以外の女性に気持ちのいかないブルーノにとって
父性でありそれ以上の愛の対象でもあったのだなと思いました
たまたま隣合わせてという設定でしたが
もしかすると以前からブルーノはガイに注目していて
見知らぬフリをして全て計画的に
妻との険悪も熟知した上での、彼の妻の殺害をしたのではと思ってしまいました
『これだけ君を愛してるんだから、僕の愛も受け入れて父を殺して』と
(ここらは私の勝手な解釈ですけど)


狂人の行動というのは巻き込まれると回りも皆狂わされますが
凄まじい狂気でガイに迫るところや
後半悪事がバレて壊れていくさまは
二宮さんの本領発揮という感じで
舞台の上の人は嬉々として狂人を演じているように見えました
悪くて黒い役というのは皆演じたいらしいですもんね


後半、探偵に真実をあばかれ、母親に見捨てられ
頼るすべの無くなったブルーノはガイを訪ねますが
ブルーノの事を忌み嫌っているものだとばかり思っていたガイが
狂気に晒されるうち彼の狂気とともに歪んだ愛まで受けいれてしまったのに気づきました
自分でも制御できないめちゃくちゃな自分をガイの手で
終わりにして欲しい気持ちも充分飲み込めました
銃を持ち揉みあううち撃ち抜かれ絶命するブルーノ

口づけるガイ

(と、このシーンまで二人の関係がまったく把握できてなかった私はチュウシーンを人口呼吸かと思ったのでした。マル。)

なんとなくラストが某モニョドラマと酷似でしたが
愛する人に殺してでももらわないとたしかに救いのない主人公でした


とんでもないかーちゃんに育てられた不運な息子の話ではありましたが

アル中で、パラノイアで、頭のネジが飛んでいる狂人で、マザコンで自己中な殺人鬼は
何ひとついいところのない哀れな男でしたが
そんな奴でも魅力的に演じてしまう二宮さんの力量というか個性というか
役にそういう色をつけられるところが彼の持つ゛才能゛なのだなと思いました


アンコール
一言も言葉を発せずカンパニー全体と何度もカーテンコールに答え
満ち足りた笑顔のニノに完敗でした
ああまたやられちゃったよ・・・
ニノに執拗に迫られ愛される滋さんにちょっとジェラシーでした(笑)


チケット当ててくれた友人に感謝です


夜店で金魚すくいしてる人とはまるっきりの別人でした←




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黒ハイネックにチャコールのスーツ。大人じゃんなニノ

*イラストは脳内映像なので雰囲気で見てね


ああそうだ
VS嵐全国放送なんだってねー
凄いねーゴールデン
ようやくonタイムで見れまーす
(喜んどこう・・・)
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by keito106 | 2009-07-27 00:01